バッテリー再生システム

バッテリー再生システムとは、化学的原因により劣化したバッテリーの容量を再生させる技術です。



<バッテリー再生装置>
バッテリー再生装置 電極板に付着したバッテリー劣化の原因であるサルフェーションを高周波パルス電流で分解し再充電します。
再生が完了するには、バッテリーの容量および劣化具合によって半日から3日間ほどかかりますが、その間の再生処理工程は、マイクロコンピュータにプログラミングし、自動化されています。
※ただし、電極板の破損などの物理的劣化は再生できません。
  詳しくは「再生できないバッテリー」をご覧ください。
<バッテリー容量試験装置>
バッテリー容量試験装置 バッテリー容量試験装置は、バッテリーのセル毎の容量をJIS規格に準じて計測できる装置です。
放電の進行とともに各セルの電圧変化をミリボルト単位で計り、データをPCに蓄積します。
この装置を使ってバッテリー再生前後の状態を計測します。

バッテリー再生処理によるサルフェーションの経過観察
下の写真は、バッテリー(鉛蓄電池)の再生直後から15時間後の電極板の電子顕微鏡写真です。徐々にサルフェーションが分解されていく様子が分かります。

 再生前のサルフェーション 再生処理1時間後 再生処理5時間後 再生処理15時間後

 ※バッテリーの劣化具合により、再生処理を行う時間は異なります。


再生できないバッテリー
電極板の劣化

バッテリーを長い期間使用していますと、電極板に物理的な劣化が生じます。
電極板が曲がったり、亀裂が入っている状態でのバッテリーは、再生しても期待通りに使用することができませんので、再生対象から外しています。




ケースや端子の破損と電解液の汚れ

バッテリーのケースや端子が破損している場合、再生処理中に破損部分からの液漏れや接触不良が発生し、事故の原因になる場合がありますので、破損バッテリーは再生対象から外しています。
また、電解液が極端に汚れている場合、再生処理をしても期待通りの電気を取り出す事ができない場合が多いため、再生対象外とする場合があります。


再生フロー

お客様からお預かりしたバッテリーの外観や容量などのバッテリー劣化状況を検査後、再生可能と判断した場合、バッテリーの再生処理を行います。再生処理後、再度検査を行い、バッテリーが十分回復した事を確認します。

バッテリー再生のフロー

※ お預かりしたバッテリーを処理前の検査で良品と判断した場合は、再生処理せずお客様に返却いたします。
※ 処理前や処理後の検査で「再生不可能」と判断したバッテリーは、弊社で責任持って廃棄処分いたします。



再生の様子

バッテリー再生処理の様子をご覧いただけます。
再生ボタンをクリックすると動画が再生されます。



(2分32秒 / 2.14M)